心の原風景
田んぼの近くに行くと
何故か心が和らぐような気がします
幼いころ母の田舎の
田植え前のレンゲソウ草畑で
暗くなるまで花輪づくりをしたり
夏の海風にたなびく青稲の傍らを走りまわったり、
それらはもう本当にセピア色の思い出ですが
自然を観て触れて感じて、転げまわった原体験が
大人になったわたしを
つかの間あの頃の屈託のない世界に
ひき戻してくれるからなのかもしれません
この棚田へは季節を通じて訪れます
植わったばかりの幼苗は
これから光を浴びて育っていくでしょう
棚田のそれぞれの季節を見つめながら
生きとし生けるものへの天地の恵みを
心静かに感じていけたらと思っています
〈撮影地〉恵那市/坂折棚田
・・・長らく三行詩スタイルで投稿をしてきましたが
かたちにこだわらず自由に表現をしていくことにしました
詩ありエッセイあり、タイトルだけも時にありかも?
つたない文章ですが写真とともにご覧いただけるとうれしいです
by tomato3125 | 2016-05-18 00:32